悪いこと言わないからゲーミングノートPCはやめとけ

高い!低性能!熱い!カスタム無理!

「ゲーミングノートPCが欲しいんだけどおすすめある?」なんて質問を知人から受けることがある。そんな時に決まって俺はこうアドバイスする。「悪いこと言わないからゲーミングノートPCなんてやめとけ」と。

 

持ち運びたいならわかる。それならノートが良いだろう。仲間と集まってPCゲームをするのは楽しいものだ。だったら止めない。おすすめのノートを紹介する。しかし自宅用となると話は別だ。

 

自宅用ならデスクトップにしときなさい

自宅用なのにノート?意味がわからない。なぜわざわざノートを選ぶのか。デスクトップの置き場所がないのか?いや、そんなことはないだろう。今はエイリアンウェア X51という優秀な小型ゲーミングデスクトップがあるのだから。

 

そこで俺は知人を説得する。ゲーミングノートPCにはどんなデメリットがあるのか。なぜデスクトップをおすすめするのか。今回はそんな話の一部を紹介しよう。

 

低性能なのに高い

ゲーミングノートPCの最大の弱点。それはコスパだ。今はGTX960搭載ゲーミングPCがとても人気で、12万円という格安ながら最新ゲームも遊べるコスパの良さを併せ持つ。

 

ではGTX960と同性能のゲーミングノートPCはどれだろうか。答えはGTX980Mだ。内部にだけ仕込まれた型番やベンチマークスコアから、ほぼ同じものだと判明している。でもGTX980M搭載ゲーミングノートPCは20万円以上する。おすすめのFF14推奨ゲーミングPCでもデスクトップのほうがコスパが良いことが明らかになっている。

 

デスクトップなら12万円、ノートなら20万円だ。もちろんノートには液晶とキーボードの代金が含まれている。だがしかし、それでも高額としか思えない金額だろう。真っ当な感覚を持っていたらデスクトップを選ぶはずだ。

 

夏に弱い

パソコンとは熱くなるものだ。特にCPUは高温になってしまう。ゲーミングPCはさらにグラフィックボードの温度が加わる。熱がパソコンの内部にこもると、CPUやグラフィックボードの性能はガタ落ちする。壊れないように自分で性能を落としているのだ。

 

では排熱のことを考えてみよう。パソコンの内部を適切な温度に保つために、外部から空気を取り込み、熱い空気を外部に排出する。扇風機で冷やしているようなものだ。つまり効率よく冷やすためには空気の通り道が欠かせない。

 

デスクトップがなぜ大きいのか考えたことがあるだろうか?あれは空気の通り道を作っているためなのだ。内部に空間を作れば、そこが空気の通り道となり、空気が循環する。そして温度が下がり、パソコンの性能も安定するわけだ。

 

しかしノートは小さい。パーツをギチギチに詰めている。空気の通り道なんてほとんどない。だからゲーミングノートPCは長時間起動させておくと、触れないほど高温になることもある。当然、性能は落ちるし、パソコンの寿命も短くなる。

 

ガレリア STなら小型

ここまでゲーミングノートPCのデメリットを知っても、まだデスクトップではなくノートを欲しがる人間がいるかもしれない。確かに「机が狭い」は重要な問題だ。それは理解できる。

 

だったらガレリア STを選べばいい。ガレリア STは超小型だ。一般的なデスクトップの半分以下のサイズだ。イメージとしてはPS3やPS4くらいの大きさだろうか。これならどこにだって置けるだろう。

 

ガレリア STはデスクトップだからコスパも良いし高性能だ。つまり自宅用のゲーミングノートPCを買うくらいなら、ガレリア STを勝ったほうが絶対に後悔しない。

 

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