遅延の原因を解消すれば上達すること間違いなし
オンラインゲームをやっていて「ラグい！」と感じることがある。FPSなら本来勝てていたはずの試合に負けてしまうだろうし、MMORPGやMORPGなら敵の攻撃を避けられず、味方に迷惑をかけてしまうだろう。
だからこそラグは絶対に解消すべきだ。ラグい環境でオンラインゲームをプレイしていても全然楽しくない。ラグさえ解消できれば上達するし、勝てるし、活躍できるし、良いことしかない。
ではそもそも「ラグ」とは何が原因で発生するのだろうか？
ゲーミングPC、液晶モニター、ネット回線のどれかが原因
ラグとは日本語で遅延を意味する。一般的にオンラインゲームで「ラグい！」と言った場合、ネット回線のpingが高くなってガクガクする現象を指す。
しかし実際にはネット回線が原因とは限らない。オンラインゲームのデータはネット回線を通じてゲーミングPCに届き、ゲーミングPCから液晶モニターに表示する。
ネット回線が正常だったとしてもゲーミングPCや液晶モニターの性能が低いとラグの原因になるのだ。すべてを正常化させることでラグをなくすことができる。
ハイスペックなゲーミングPCを使う
ゲーミングPCは低性能だとカクカクし、高性能だとサクサクになる。フレームレートに明確な違いが現れる。また、ゲーミングPCが熱暴走を起こした場合、急激にラグくなる。60fps出ていたかと思ったら、いきなり10fpsまで下がったりする。
解決策としてはオンラインゲームの推奨スペックを越える性能を持ったゲーミングPCを使うこと。そして熱暴走を発生させないように温度に注意することだ。
格安のハイスペックPCを使っておけば、ほとんどのオンラインゲームはサクサクになる。温度に関しては購入時に冷却性の高いファンや80PLUS GOLDの電源にカスタマイズすることで解決できる。
応答速度の早い液晶モニターを使う
ゲーミングPCから受け取ったデータを液晶モニターに表示するまでの時間を「応答速度」と呼ぶ。実はここに時間がかかっているケースがある。
性能の低い液晶モニターだと20ms以上かかることがある。pingで言えば、ping20上乗せされることになる。ネット回線が高速で50pingで安定していたとしても、実際には70pingでプレイしていることになるのだから、ラグいと感じるのは当たり前だろう。
しかも厄介なことに、液晶モニターの応答速度が遅くても認識しづらいのだ。カクカクするというよりは、過去の世界を表示してしまうという表現が正しい。
上記の例でいえば、20ms前の世界が液晶モニターに表示されている。FPSなら「20ms前の敵の位置に向かって射撃している」ことになる。だから照準は合っているはずなのになぜか弾が当たらない、なんて現象が起きる。
解決法としてはシンプルで、応答速度の早い液晶モニターを使えばいい。ゲーミングディスプレイと呼ばれるオンラインゲームに特化した液晶モニターなら応答速度が1msのものがある。これならラグいなんて絶対に感じない。
また、120hzや144hzのような高リフレッシュレートに対応したゲーミングディスプレイもおすすめだ。60Hzよりもヌルヌル表示されるため、FPSでは確実に有利になれる。
安定したインターネット回線を使う
ネット回線のラグを解決するのはそれほど難しくない。ただ、原因が回線なのか、プロバイダなのか、ルーターなのかは事前に調査すべきだろう。
高速なネット回線を使っていても、プロバイダとの相性が悪かったり、貧弱なルーターを使っているとラグが発生する。特にルーターにパケットのゴミが溜まっていたり、熱暴走すると急激にラグくなるので、評判の良いルーターをおすすめしたい。
俺が使っているのは「BUFFALO WSR-300HP/N」だ。ギガビットにも対応していて、Amazonでの評価も非常に高い。少なくとも俺はこれに買い換えたことで、ルーターが原因によるラグは一切なくなった。
ネット回線は速度大切だが、それ以上にpingを重視すべきだ。例えば某ケーブルテレビの回線はそれなりに速度が出るが、オンラインゲームではラグが酷くて最悪だ。あそこだけは本当にやめておいて欲しい。
回線とpingの両方が安定しているのはNURO光だろう。住んでいる地域にもよるだろうが、俺の場合は500Mbpsくらい出るし、pingは50以内で安定している。ゲームのアップデートが素早く完了するのも非常に嬉しい。
多少お金がかかってしまうから躊躇するかもしれない。だが、長期的に見たら安い買い物のはずだ。むしろストレスを抱えたままゲームを続けるほうが人生をムダにすることになる。是非、このようなラグの原因をしっかり解決して、楽しいオンラインゲームライフを送って欲しい。