ゲーミングPCの相場はいくらなのか調査してみた

相場は人気ゲーミングPCから判断可能

ゲーミングPCの価格は幅広い。最安値のデスクトップなら8万円台のものが見つかる。しかし一番高いものは50万円を越える。ここまで差があると、どれくらいの価格のゲーミングPCを選べばいいのかわからなくなる。

 

とはいえ、ゲーミングPCには相場が存在する。人気の価格帯はある程度絞られるのだ。現在どれくらいの相場なのかをBTOメーカーのゲーミングPCで調査してみた。

 

相場は人気ゲーミングPCで計算できる

ゲーミングPCは安ければ人気というわけではない。安いものは性能が低いのだから、最新ゲームPCが遊べない。みんなが選ぶはずがない。

 

そして同様にハイエンドな超高額ゲーミングPCも人気がない。誰も彼もが50万円もの予算を用意できるはずがない。つまりほとんどのゲーマーはちょうどよい価格で高性能な、コスパのいいゲーミングPCを求めるのだ。

 

ではBTOメーカーのゲーミングPCでどれくらいの価格のゲーミングPCが人気かといえば、大体13?18万円だ。13万円ならGTX1060が搭載されていて、多くのオンラインゲームを快適にプレイできる。

 

15万円なら俺もおすすめするGTX1070が搭載されているだろう。そして18万円ならハイスペックなGTX1080が搭載されている。GTX1080なら今のゲームは最高画質で遊べるし、他のグラボよりも長年使えるメリットがある。

 

実際13万円よりも低価格なゲーミングPCはあまりおすすめできない。古いゲームをずっと遊ぶならいいが、これから出てくる最新ゲームの推奨スペックをすぐに下回ってしまうからだ。

 

20万円を越えるゲーミングPCを選ぶのは使い方次第だ。動画編集をするならメモリをたくさん積むのは当然の選択であるし、大容量SSDを追加するのも理解できる。

 

しかし現状の売れ筋ランキングを見る限りでは20万円を越えるゲーミングPCがトップ3に入ることは滅多にない。(もちろん18万円のゲーミングPCをカスタマイズして20万円以上になることはよくあるのだが・・・)

 

というわけで、相場は13?18万円という結論になる。さらに絞り込むなら15万円を基準にするのがいいだろう。税抜きで15万円、カスタマイズや消費税を含めると17万円くらいになる。

 

17万円も出せば、かなりハイスペックなゲーミングPCが購入できる。最新オンラインゲームは当然ヌルヌルになるし、画像編集、動画編集、配信など多くの用途に使える。

 

ゲーミングPCの相場は変動する

ゲーミングPCの相場は一定ではない。ゲーミングPCの価格が変動するからだ。例えば新しい世代のグラボが登場すると、相場は一気に上がる。みんなが新しいグラフィックボードを搭載したゲーミングPCを求める。

 

新しいパーツは価格が高く、それに伴いゲーミングPCの価格も高くなる。俺の感覚では、相場が3万円くらい高くなる。だが、3ヶ月もすると値下がりしてきて相場も落ち着く。

 

また、円高円安も相場に影響を与える。BTOメーカーはパーツを海外から仕入れるので、円安になるとゲーミングPCの価格も上昇する。事実、過去に大幅な円高になった時、多くのBTOメーカーがゲーミングPCを値上げしていた。